東京ペスタロッチー祭2月9日

「わが父を語る」 長田五郎
 2008年2月9日午後2時より
 家庭クラブ会館(新宿南口から徒歩5分)
 講師紹介:ペスタロッチー研究の世界的権威長田新(おさだあらた)の五男、五郎氏は父と共に広島で被爆しましたが、新を助け、戦後の子どもの権利を守る先頭に立つ父、新を支え、五郎氏もペスタロッチー運動に加わりました。現在、学会では、長田新研究の発表を続けられています。

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 ご承知のように、ペスタロッチー(1746〜1827)は生活教育史の思想的・実践的源流をつくった西洋教育史の巨人でした。それだから、近代の教育が危機に迫り、改革が求められたとき、「ペスタロッチーに還れ」と叫ばれ、時のへだたりを超えて再評価され、改革のエネルギーになったのです。
 日本でも大正デモクラシーの終わりのころ1920年代のおわりから、軍国主義の足音が日増しに強まった1930年代にかけてペスタロッチーは日本の教師たちの良心の光となりました。
 第二次世界大戦中にはペスタロッチーを語ることはできませんでしたが、戦後にはペスタロッチーは文部省の「新教育指針」や『学習指導要領』にも登場し、平和教育や子どもを守る運動を支えました。
 日本の教育現実を直視したとき、改めてペスタロッチーへの関心を深め、新しい歴史の視座から彼とその業績に学ぶ必要があります。
 そこで私たち三人は上記のような会を企画しました。それぞれ、おかれた立場は違っていても、多くの人々とともに従来のペスタロッチー研究を受け継ぎ、われわれの課題を見定め、真の教育改革に挑戦するエネルギーを創造したいと思います。
 忙しいときだとはおもいますが、ひとりでも多くの方々が参加してくださることを期待してご案内いたします。(2007年12月25日)
 ※ 会の後、夕食会を会費2000円余で計画しております。

呼びかけ人
本田功(日本社会事業大学講師・高千穂大学兼任講師・日本ペスタロッチー・フレーベル学会全国理事)<<

古沢常雄(法政大学教授・フランス教育学会会長)
中野光(前日本子どもを守る会会長、ペスタロッチー教育賞受賞者、前日生連委員長)